アカガエル産卵前線で分かってきたこと
これまで、みなさんからアカガエル産卵前線に寄せられたデータの集計結果や解析結果です。
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報告数や産卵日のまとめ
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アカガエル産卵前線データ利用報告
各県のアカガエル産卵報告数
2004〜2015年度の産卵前線への各県の報告数合計です。
人口の多い地域からの報告数が多いです。鹿児島県は奄美大島などがあるので、ニホンアカガエル、ヤマアカガエル、アマミアカガエルの3種の報告があります。ツシマアカ、チョウセンヤマアカの報告は今のところありません。
各県の平均産卵日
2004〜2015年度のデータを元に計算した、各県の平均産卵日です。
産卵を確認した日が産卵日とは限らないのですが、報告のあった確認日を産卵日として計算しています。標高が高いところや日当たりが悪いところは産卵が遅くなりますが、そういったことは考慮していません。バーは最も早い産卵日から遅い産卵日までを示しています。
九州地方では12月から産卵が始まります。全国的に2月から3月にかけての産卵が多いです。東北地方では3月以降の産卵になります。県によってニホンアカ・ヤマアカのどちらが先に産卵するかが違います。
ニホンアカガエル・ヤマアカガエルの初産卵日の変化
2000〜2011年度までのニホンアカガエルとヤマアカガエルの最も早い初産卵日の推移を示しています。
年々報告が早くなっているようにみえます。常に同じ場所で観察しているわけではないので、温暖化などの影響があるかは不明です。
エゾアカガエルの初産卵日の変化
1999〜2011年度までの札幌と帯広のエゾアカガエルの最も早い初産卵日の推移を示しています。
こちらも年々報告が早くなっているようです。