2009年度 アカガエル産卵前線
2009年シーズン(2008年11月~2009年5月)
前線更新日:2009/04/01
久しぶりの更新です。エープリルフールではありません。間隔が開いてしまったのはあまり情報が届かなかったからでした。前回から4件しか新しい情報はありません。しかし、この4件はとても貴重な報告です。数が少ないので全部報告します。まず、3月10日に青森県青森市からヤマアカガエルの産卵情報がありました。これで前線は津軽半島まで達したことになります。3月17日には仙台市からニホンアカガエルの産卵情報が届きました。ニホンアカガエルも東北地方進出です。3月22日には一般の方から新潟県からヤマアカガエルが産卵したとの情報が寄せられましたので、雪で産卵が遅れがちな地方でも産卵が始まったことになります。そしてついに3月29日、北海道帯広市からエゾアカガエル産卵の一報です。昨年の11月5日のリュウキュウアカガエルで始まったアカガエル産卵前線はほぼ4ヶ月で日本列島を縦断したことになります。一応、ゴールには達したのですが、ずいぶんと間が抜けています。北関東から東北地方、日本海側全域の情報があまりありません。リアルタイムでない情報で結構ですので、卵を見かけたら是非カエル探偵団までお知らせいただければ幸です。
前線更新日:2009/03/08
1ヶ月ぶりの更新です。2月後半から今月初めに掛けて前線に大きな動きがありました。2月13日にニホンアカガエルが福井県で、3月7日にヤマアカガエルが宮城県でそれぞれ産卵しました。これで日本海側と東北地方にもカエル前線が到達したことになります。しかし、間の県がずいぶん抜けています。探偵団団員の情報だけでは限界があるからです。
前線更新日:2009/02/09
2週間ぶりの更新です。前回の更新から先週にかけて合計29地点の情報が寄せられました。情報提供いただいた皆さんに感謝いたします。前線の北上はほんのちょっとでしたが、点と点の間隔は狭まりましたので産卵が始まった所とまだの所がはっきり分かるようになりました。2月に入りましたので、日本海側や東北太平洋側でもそろそろ産卵が始まるのではないかと思われます。特に今シーズンはどこの地域も早いですから、ご注意いただきたいと思います。
前線更新日:2009/01/23
2週間ぶりの更新です。先週は情報がありませんでした。ところが、今週19日前後に全国的に降った雨で前線が再び活発になりました。さすがに北上はしませんでしたが、千葉県以南の太平洋側と九州地方からぞくぞく初産卵の知らせが届きました。三重県や和歌山県、広島県からも情報が届き、これで千葉から九州まで、まばらですが、赤とオレンジの点がつながりました。早いです。例年より2,3週間以上早いのではないかと思います。
前線更新日:2009/01/08
新年最初の更新です。普通ならこの時期はプロットは少ないのですが、今シーズンは驚くべき速さで前線が進んでいます。前回の高知県を追いかけるように愛媛県の2カ所からヤマアカガエルの初産卵の報告がありました。四国の暖かい地方では去年も年末に産卵がありましたので、それほど驚きはないのですが、12月末に静岡県伊東市、東京都八王子市からヤマアカガエルの初産卵の報告が届き、さらに1月4日には埼玉県からも。あまりの早さに驚くばかりです。ただ、どこも産卵数は1卵塊か数個なので、完全に繁殖シーズンに入ったとは断定できないのも事実です。それでも過去11年間では12月中に関東地方で産卵が見られることはありませんでした。今後どうなっていくのでしょうか。
前線更新日:2008/12/12
2009年度の産卵シーズンが始まりました。毎年、今年は早いですと言っているような気がしますが、今年はとくに早いです。何と11月中に始まりました。しかもリュウキュウアカガエルではなく、四国でヤマアカガエルの産卵です。12月に入って九州からニホンアカガエルの産卵情報も届きました。九州や四国など暖かい地方ではこれら以外にも年内に産卵が開始される可能性があります。
カエル探偵団の団員以外で2009年度アカガエル産卵前線にご協力いただいた個人・団体(順不同)
四国自然史科学研究センター様、中尾真人様、北九州市自然史・歴史博物館友の会様、観音崎自然博物館様、清本容子様、徳本正様、斎藤晃秀様、タツゾー様、TAIZO様