リュウキュウカジカガエル 

アオガエル科 カジカガエル属 Buergeria japonica (Hallowell, 1861)

 

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オス、鹿児島県奄美大島

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オス、鹿児島県宝島

 
卵 ・ オタマ    鳴 き 声    文献 ・ 資料     写 真  

  南西諸島産のカエル類中、もっとも分布域が広くふつうに見られます。カジカガエルよりもずっと小型で、山地渓流性ではなく、海岸近くから山地まで、どこにでも生息します。
以前はニホンカジカガエルと呼ばれていました。胴体に比べ手足の長いカエルで、外見も生態も本州のカジカガエルとかなり違います。指には吸盤があります。後足の指間にはみずかきを持ちます。個体差が大きいのですが、たいていの個体の背中にはX字状の暗色の斑紋があります。後足には地色よりやや暗い色の太い縞模様が並んでいます。

分布

 宮古島と大東島を除く、奄美大島以南の多くの島に分布します。台湾にもいます。

生態

 海岸近くから低地の山地にまで広く分布し、人里や水田周辺から、山地森林に生息します。樹上でも見かけますが、地面にいる方が多いようです。

生息場所

 山地や平野まで、広い範囲に生息しています。

繁殖

 地域により異なりますが、4-10月にかけて池、沼、水田、プール、林道のわだちに溜まった水などあらゆる水辺で繁殖します。雄は水辺の岸で甲高い声で鳴いています。雌は水たまりにそのまま卵を産み、カジカガエルのように石の下に卵を産みつけることはありません。

大きさ・色

 成体の大きさは、雄で25-30mm(平均28mm)、雌で27-37mm(平均35mm)です。体色は赤茶色から黄色まであります。
卵の大きさは1.2-1.4mmほどで、動物極は黒褐色です。幼生は成長すると全長30mm以上に達します。

保全情報

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各県のレッドデータと保全情報

各県のレッドリストカテゴリーは、制定当時の環境省カテゴリーと同等の場合はそのままのカテゴリー名で書いています。
○はその県に生息している、---は生息していないことを示します。
*は、県独自カテゴリーを示します。

    カテゴリ   その他
鹿児島県    
沖縄県    

ハペ文化

地方名

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ハペ文化

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その他

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文献・資料

書籍

  • 佐々木健志・山城照久・村山望, 2016, 生態写真と鳴き声で知る沖縄のカエル全20種, 新星出版株式会社, 沖縄
  • 松井正文, 2016, ネイチャーウォッチングガイドブック日本のカエル, 誠文堂新光社, 東京
  • 関慎太郎, 2016, 野外観察のための日本産両生類図鑑, 緑書房, 東京
  • 内山りゅう・前田憲男・沼田研児・関慎太郎, 2002, 決定版日本の爬虫両生類, 平凡社, 東京
  • 前田憲男・松井正文, 1999, 改訂版日本カエル図鑑, 文一総合出版, 東京

学術論文

著者, 発行年, 論文タイトル, ジャーナル名, 巻号, ページ

原記載(1861年)

  • Hallowell, E. 1861 "1860". Report upon the Reptilia of the North Pacific Exploring Expedition, under command of Capt. John Rogers, U.S. N. Proceedings of the Academy of Natural Sciences of Philadelphia 12: 480–510.

最新記載(1970年)

  • Liem, D. S. S. 1970. The morphology, systematics, and evolution of the Old World treefrogs (Rhacophoridae and Hyperoliidae). Fieldiana. Zoology 57: vii + 145.

ウェブ・メディアなど

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  • 新聞など媒体名, 発行年月日, 記事見出し, (URL)

その他

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