オキナワアオガエル
アオガエル科 アオガエル属 Zhangixalus viridis (Hallowell, 1861)
オス、沖縄県沖縄島 | ||||||
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卵 ・ オタマ | 鳴 き 声 | 文献 ・ 資料 | 写 真 |
オキナワアオガエルの沖縄産基亜種で、体はあまり大きくなく、体表面はかなり滑らかです。シュレーゲルアオガエルに近縁と考えられています。
雰囲気はシュレーゲルアオガエルを大きくした感じです。すべての指に大きな吸盤、指間にはみずかきを持ちます。背中の皮膚はなめらかです。体色は緑色で、モリアオガエルのように斑紋が出る個体はいないようです。
分布
沖縄本島
生態
アマミアオガエルとほぼ同じです。低地から山地までふつうに見られ、水田や湿原周辺の森林に生息します。
生息場所
山地や平野の森林に生息します。比較的人家に近い場所にもいます。
繁殖
12月下旬から7月にかけて、水田や水たまりの周辺、湿地の地面や草むら、溝、池の岸で繁殖します。雌は直径10-13cm程度の白い泡状の卵塊を産みます。
大きさ・色
成体の大きさは、雄で41-54mm(平均44mm)、雌で52-68mm(平均57mm)です。
卵の大きさは2.2mmほどで、黒色素をもたず、全体がクリーム色です。幼生は成長すると全長40mm以上に達します。
保全情報
- -
各県のレッドデータと保全情報
各県のレッドリストカテゴリーは、制定当時の環境省カテゴリーと同等の場合はそのままのカテゴリー名で書いています。
○はその県に生息している、---は生息していないことを示します。
*は、県独自カテゴリーを示します。
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ハペ文化
地方名
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ハペ文化
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その他
旧学名:Rhacophorus viridis viridis (Hallowell, 1861):Rhacophorus属の分割による学名の変更によって、日本産のアオガエル属は全てZhangixalusとなった。(2020年9月7日変更、爬虫両棲類学会より)
書籍
- カエル探偵団編, 2020, 見つけて検索!日本のカエルフィールドガイド, 文一総合出版, 東京
- 松井正文・前田憲男, 2018, 日本産カエル大鑑, 文一総合出版, 東京
- 佐々木健志・山城照久・村山望, 2016, 生態写真と鳴き声で知る沖縄のカエル全20種, 新星出版株式会社, 沖縄
- 松井正文, 2016, ネイチャーウォッチングガイドブック日本のカエル, 誠文堂新光社, 東京
- 関慎太郎, 2016, 野外観察のための日本産両生類図鑑, 緑書房, 東京
- 内山りゅう・前田憲男・沼田研児・関慎太郎, 2002, 決定版日本の爬虫両生類, 平凡社, 東京
- 前田憲男・松井正文, 1999, 改訂版日本カエル図鑑, 文一総合出版, 東京
学術論文
著者, 発行年, 論文タイトル, ジャーナル名, 巻号, ページ
原記載(1861年)
- Hallowell, E. 1861 "1860". Report upon the Reptilia of the North Pacific Exploring Expedition, under command of Capt. John Rogers, U.S. N. Proceedings of the Academy of Natural Sciences of Philadelphia 12: 480–510.
最新記載(1966年)
- Okada, Y. 1966. Fauna Japonica. Anura (Amphibia). Tokyo: Biogeographical Society of Japan.
- Jiang, D., Jiang, K., Ren, J., Wu, J., & Li, J. (2019). Resurrection of the genus Leptomantis, with description of a new genus to the family Rhacophoridae (Amphibia: Anura). Asian Herpetological Research, 10(1), 1–12. 10.16373/j.cnki.ahr.180058
- 島田知彦・江頭幸士郎 (2019) 2013年以降に記載ないし,分類変更された日本産無尾類について. 爬虫両棲類学会報, 2019巻2号, 195–202
ウェブ・メディアなど
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- 新聞など媒体名, 発行年月日, 記事見出し, (URL)
その他
- その他