そのカエルは、シュレーゲルアオガエルか
モリアオガエルです
両生類データベースの解説
この2種類のカエルはとても良く似ていて同じ所に生息していることがあります。子ガエルは特に見分けるのが難しいです
また、上陸個体ではニホンアマガエルのように目から鼻にかけて黒っぽい筋が見えることがあります
モリアオガエルは生息地が少なく森林に近くにいることが多いです
* 2種の違い
シュレーゲルアオガエル | モリアオガエル | |
成体の大きさ | 雄は3〜4cm 雌は4〜6cm |
雄が4〜6cm 雌は6cm以上 |
体の模様 | 模様がない。または黄色の点のような模様がある 体色は緑色に基本的にだが、黒や茶色にも変化する |
模様がない。または、赤茶色の斑紋がある
(斑紋の大きさも様々。体全体にまだら模様が出ていたらモリアオ。また東北地方や日本海側では斑紋がない個体が多い) |
瞳の外側の色 (虹彩の色) |
金色 | オレンジ色か金色 |
繁殖期のオスののどの色 | 黒色 | 白色 |
背中の皮膚 | つやつやしている | ザラッとした感じ |
よく見つかる環境 | 平野部から山林まで幅広くいる | 森林や標高の高い所にいる 見つけた場所近くの池の横に生える樹の上に泡状の卵塊があったら、モリアオの可能性が高い |
生息している地域 | 本州・九州・四国(北海道にはいない) | 本州(九州・四国・北海道にはいない) |
*見た場所が、四国・九州地方の場合
シュレーゲルアオガエルです
四国や九州にはモリアオガエルは生息しないと言われています。しかし、人為的にモリアオガエルが放されている可能性もあります。 もし疑わしい場合は、是非カエル探偵団へご連絡下さい
*見た場所が、北海道の場合
北海道にはアオガエルの仲間は生息していません
どうみてもニホンアマガエルではないのでしたら、人為的にアオガエルが放されている可能性があります。 もし疑わしい場合は、お近くの外来種担当の部署など(道や環境省等)に連絡してください。