リュウキュウアカガエル
アカガエル科 アカガエル属 Rana ulma Matsui, 2011
オス、沖縄県沖縄島 | ||||||
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卵 ・ オタマ | 鳴 き 声 | 文献 ・ 資料 | 写 真 |
やや小型のアカガエルです。全体にスマートで後足は細く長いです。指に吸盤はありません。後足の指の間に発達した水かきを持ちます。
分布
奄美大島、徳之島、沖縄本島、久米島
生態
-
生息場所
平地から森林まで広く分布します。
繁殖
本州のアカガエルの仲間と類似しますが、繁殖期は、冬の11月から1月に行われます。
大きさ・色
体長30~50mm。
体色は、赤褐色から茶色ですが、黄色みがかる個体もいます。背中の左右には、それぞれ鼻先から瞼(まぶた)を通ってお尻まで続く背側線と呼ばれる明色の線模様がああって目元でまっすぐに伸びています。他のアカガエルと違って、口(上顎)の周囲が白く、まるで白い口紅をさしたように見えます。同じような白い線は分類的に近縁と考えられているツシマアカガエルにも見られます。
保全情報
- 環境省レッドリスト カテゴリー
- 準絶滅危惧(2006) → 準絶滅危惧(2012) → 準絶滅危惧(2015) → 準絶滅危惧(2017) → 準絶滅危惧(2018) → 準絶滅危惧(2019) → 準絶滅危惧(2020)
各県のレッドデータと保全情報
各県のレッドリストカテゴリーは、制定当時の環境省カテゴリーと同等の場合はそのままのカテゴリー名で書いています。
○はその県に生息している、---は生息していないことを示します。
*は、県独自カテゴリーを示します。
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沖縄県 | 地域個体群(久米島)(1996) → 準絶滅危惧(2005) → 絶滅危惧II類(2017) |
ハペ文化
地方名
-
ハペ文化
-
その他
-
書籍
- カエル探偵団編, 2020, 見つけて検索!日本のカエルフィールドガイド, 文一総合出版, 東京
- 松井正文・前田憲男, 2018, 日本産カエル大鑑, 文一総合出版, 東京
- 佐々木健志・山城照久・村山望, 2016, 生態写真と鳴き声で知る沖縄のカエル全20種, 新星出版株式会社, 沖縄
- 松井正文, 2016, ネイチャーウォッチングガイドブック日本のカエル, 誠文堂新光社, 東京
- 関慎太郎, 2016, 野外観察のための日本産両生類図鑑, 緑書房, 東京
- 内山りゅう・前田憲男・沼田研児・関慎太郎, 2002, 決定版日本の爬虫両生類, 平凡社, 東京
- 前田憲男・松井正文, 1999, 改訂版日本カエル図鑑, 文一総合出版, 東京
学術論文
著者, 発行年, 論文タイトル, ジャーナル名, 巻号, ページ
原記載(2011年)
- Matsui, M. 2011. On the Brown Frogs from the Ryukyu Archipelago, Japan, with descriptions of two new species (Amphibia, Anura). Current Herpetology. Kyoto 30: 111–128.
最新記載(2016年)
- Yuan, Z.-y., W.-w. Zhou, X. Chen, N. A. Poyarkov, Jr., H.-m. Chen, N.-H. Jang-Liaw, W.-h. Chou, N. J. Matzke, K. Iizuka, M.-S. Min, S. L. Kuzmin, Y.-p. Zhang, D. C. Cannatella, D. M. Hillis, and J. Che. 2016. Spatiotemporal diversification of the True Frogs (Genus Rana): A historical framework for a widely studied group of model organisms. Systematic Biology 65: 824–842.
ウェブ・メディアなど
- ウェブ名称など, URL
- 新聞など媒体名, 発行年月日, 記事見出し, (URL)
その他
- その他